初めて現地を訪れるなら、まずは「Aコース」と呼ばれる約1.6キロメートルの散策ルートを押さえておきたい。かつての製土工場や倒炎式角窯が並ぶ細い坂道を辿るこのコースは、短時間でまちの核心に触れられる黄金ルートだ。2026年の現在、古民家を改装したモダンなコーヒースタンドや焼物容器で提供される限定スイーツなど、新しい食体験を楽しめるスポットが続々とオープンしている。
散策の途中で立ち寄りたいのが、登窯の横に佇む隠れ家風のカフェだ。常滑焼の器で淹れられた煎茶と地元の銘菓を味わいながら、煙突越しに伊勢湾を眺める時間は格別。古き良き景観を守りつつ、次世代の若手クリエイターたちが新たな食と空間の価値を吹き込んでいる。