欧米を中心とする海外の映画批評家やシネフィルたちの間でも、このジャンルへの再評価が止まらない。フランスのシネマテークやアメリカのインディペンデント映画祭では、定期的に回顧上映が組まれ、連日立ち見が出るほどの盛況を見せている。作家主義とポップアートが融合した独特のフィルムノワール的アプローチは、海外の映画人にとっても大きな刺激となっているのだ。
そうした国際的な熱感を背景に実施された「ロマンポルノ50周年記念プロジェクト」の立ち上げは、新たなファン層を開拓する大きな転機となった。リブート企画として現代を代表する若手監督たちが新作を手掛け、フェミニズムやジェンダーの観点からも新たな解釈が提示された。往年のファンだけでなく、Z世代や女性層の間にも急速にファンが広がっている。