芸能界入りのきっかけとなったのは、2011年に開催された「第7回東宝シンデレラオーディション」です。応募総数4万4,105人という途方もない倍率の中で、当時10歳(小学5年生)だった浜辺美波は見事に「ニュージェネレーション賞」を受賞しました。なお、この回ではグランプリに上白石萌歌、審査員特別賞に上白石萌音が選ばれており、後に日本映画界を牽引する黄金世代が集結した伝説のオーディションとして知られています。
オーディションに応募した動機は、本人の強い芸能界志望ではなく、母親が「どこまで残れるか試してみよう」と応募用紙を送ったことでした。当時の選考合宿や最終審査では、現在の一流女優としての姿からは想像もつかない純朴なハプニングが起きています。
- 「特技はありません」と堂々宣言:周囲の候補者が歌やダンス、変顔など多彩なアピールを繰り広げる中、審査員に特技を問われた浜辺美波は「何もありません」と回答。飾らない素直さが逆に強い印象を残しました。
- 特大の靴が脱げて号泣寸前に:用意されたヒール付きの靴のサイズが合わず、ウォーキング審査の途中で靴が脱げてしまうトラブルが発生。恥ずかしさと悔しさで涙目になりながらも健気に歩き切った姿が、審査員陣の心を強く掴みました。
審査員たちは、技術的に完成された子役ではなく、荒削りながらも底知れない透明感と気品を放つ彼女の天賦の才能を評価。急遽、彼女のために新設されたと言われる「ニュージェネレーション賞」が授与されることになりました。