氷川きよし 白雲の城 発売年 2003年(2月19日リリース)は、デビュー4年目を迎えた氷川きよしにとってキャリア最大の転換期でした。それまでの『箱根八里の半次郎』『大井追っかけ音次郎』といった軽快な股旅演歌路線から一転、本格的な武節・重厚演歌へと舵を切った本作は、オリコンシングルチャートで初登場2位を記録し、累計売上50万枚を超える大ヒットを記録しました。
同年年末の音楽賞レースでは、その圧倒的な声量と凛とした佇まいが高く評価され、第45回氷川きよし 白雲の城 日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞。当時26歳という若さでの同賞受賞は、歌謡界に鮮烈な衝撃を与えました。
さらに、第54回氷川きよし 白雲の城 紅白歌合戦でのパフォーマンスは、日本中を釘付けにしました。紋付袴姿でステージ中央に仁王立ちし、乱れ舞う花吹雪とスモークの中で全身全霊を込めて絶唱した姿は、今なお紅白の歴史に残る名場面として語り継がれています。2018年の第69回紅白歌合戦でも再びこの曲が選ばれ、太鼓の轟音とともに披露された鬼気迫る歌唱は、まさに圧巻の一言でした。