合唱界で屈指の人気を誇る「明日を信じて」を手掛けたのは、数多くの合唱名曲を世に送り出してきた山崎朋子氏です。中学校の音楽科教諭として長年教壇に立ち、生徒たちのリアルな葛藤や成長をつぶさに見守ってきた指導者だからこそ紡ぎ出せる、飾らない等身大の言葉が楽曲の根底に流れています。
この楽曲が誕生した背景には、思春期特有の孤独感や、将来に対する漠然とした不安を抱える子どもたちへ「そのままのあなたで大丈夫」というエールを届けたいという強い願いがありました。過度な競争やプレッシャーに晒されやすい学校生活の中で、自分自身を信じ、仲間と手を取り合って前を向く大切さが、温かい和音進行とともに丁寧に織り込まれています。