これだけ街中にホヤぼーやがあふれていると、「誰でも勝手にイラストを使っていいのか?」「行政の許可は厳しいのではないか?」という疑問が生じがちです。ここに、地域活性化における気仙沼市の極めて先進的な仕組みが隠されています。
実は、ホヤぼーや イラスト利用申請は、気仙沼市内に事業所を置く事業者や市民であれば、原則として使用料無料(無償)で承認されるオープンな制度設計が採られています。これが「街の至る所にホヤぼーや商品が存在する」状態を生み出した最大の仕掛けです。
ただし、無法地帯というわけではありません。ブランドイメージを守るため、以下の点については厳格な規程が設けられています。
- デザインの改変禁止:サンマの剣を他の武器に変えたり、輪郭の縦横比を崩したりする加工は不可。
- 公序良俗・特定思想への利用制限:政治的・宗教的意図を持った印刷物や、風紀を乱す媒体への使用は厳格に却下。
- 市外事業者の商用利用:気仙沼市のPRに直結することが認められた場合のみ個別の審査が必要。
「自由に使えるからこそ広まり、厳格な監修があるからこそブランド価値が落ちない」という絶妙なバランスが、キャラクターの長寿化を力強く後押ししています。