日々の運行現場や利用者コミュニティにおいて、最もトラブルに発展しやすいのが「中途解約に伴う払い戻し計算」です。急な異動や転居、在宅勤務へのシフトによって定期券を解約しようとした際、「残日数が半分もあるのに数千円しか戻らなかった」「払い戻し額がゼロと告げられた」という困惑の声が後を絶ちません。
東武バスの運送約款に基づく定期券の払い戻し計算式は、日割り計算ではなく以下の公認ルールが厳格に適用されます。
【1カ月定期券の払い戻し計算式】
返金額 = 定期券発売額 -(当該区間の往復普通運賃 × 使用開始日からの経過日数)- 手数料(220円または520円)
この計算式が意味するのは、「経過した日数は毎日正規の往復運賃を支払って利用したとみなす」という原則です。例えば230円区間の1カ月通勤定期(10,350円)を購入し、使用開始からわずか12日後に窓口へ行った場合、引かれる額は「460円×12日=5,520円」となり、手数料を差し引くと返金額は約4,600円まで目減りします。経過日数が20日を超えた時点で、算出上の金額はマイナスとなり返金は一切受けられなくなります。
購入時には「本当にその期間を全うして乗り切るか」を厳格に見極める姿勢が不可欠です。