インターネット上の掲示板やフリマアプリでは、リカちゃんフレンドに関して少なからず誤解が流布しています。金銭的な不利益やトラブルを避けるために、真実を整理しておく必要があります。
第1の誤解は、「店頭にないフレンドはもう二度と新品で手に入らない絶版品である」という言説です。ネットオークションやフリマアプリでは、「超激レア・廃盤」と煽られて定価の2倍から3倍の価格で出品されているきらちゃんやプルルンちゃんが散見されます。しかし前述の通り、これらのキャラクターはリカちゃんキャッスルにおいて現在も定期的に再生産されています。遠方に住んでいても、キャッスルの公式オンラインショップや巡回催事を利用すれば、定価(6,000円〜1万円程度)で新品を購入する機会が十分に用意されています。知識がないまま転売価格で購入してしまうのは避けるべきです。
第2の誤解は、「復刻版と昭和のオリジナルヴィンテージは同じ価値である」という混同です。初代いづみちゃんなどの復刻版は、当時の風合いを忠実に再現しているものの、素材のPVC(ポリ塩化ビニル)の配合や刻印、内部骨格が現代基準にアップデートされています。昭和40年代当時のヴィンテージドールは半世紀の時を経た歴史遺産としての骨董価値(数十万円の値がつくこともあります)を持ちますが、復刻版はあくまで「現代に作られた新品のプロダクト」です。両者の価値基準は明確に異なるため、購入時には刻印や製造年代の確認が不可欠です。