彼女の芸能キャリアの出発点は、決して平坦なものではなかった。1980年代初頭、映画『ゴジラ (1984年の映画)』での出演などを通じて一気に脚光を浴びた彼女は、その圧倒的な存在感と凛とした美しさで映画界に強烈なインパクトを残した。続いて伊丹十三監督の名作『マルサの女』で見せた鬼気迫る演技は、女優としての評価を決定づけるものとなった。
スクリーンで見せた凛とした佇まいは、そのまま彼女の情熱的な生き方そのものでもあった。演技に対する徹底的なこだわりと、妥協を絶対に許さない姿勢。この時期に培われた圧倒的な集中力と自己主張の強さが、後の実業家・投資家としてのバイタリティへと結実していくこととなる。