SNSや大手レビューサイト(Filmarksやコミックシーモアなど)に寄せられたファンの声を集約すると、本作に対する評価は極めて高い水準を維持しています。
特に絶賛されているのが、「年の差恋愛でありながら、不快感や倫理的な危うさが一切ない点」です。一般的なフィクションにおける年齢差恋愛では、年上の男性キャラクターが強引に主導権を握るシチュエーションが描かれがちですが、松永さんは徹底して「美己の保護者・良識ある大人」としての立場を遵守します。この節度ある態度が、女性読者層だけでなく幅広い世代から「安心してキュンキュンできる」と支持されました。
一方で、一部からは「もう少し早く付き合ってほしかった」「じれったさが長すぎる」という声も散見されます。しかし、そのもどかしさこそが本作の最大の魅力であり、岩下慶子氏の卓越した心理描写の賜物であると言えます。なお、現在連載中の岩下慶子氏の新作『むせるくらいの愛をあげる』にも本作の遺伝子が受け継がれており、作家としての信頼度をさらに押し上げています。