新幹線口を出て目と鼻の先に聳え立つのが、今や全国のファンを集める「あるあるCity」だ。アニメ、マンガ、ゲームのポップカルチャーが凝縮されたこの複合ビルは、若者や海外からの観光客で常に活気に満ちている。近代的な再開発が進む一方で、こうしたサブカルチャーの拠点が駅直近に根付いている点は小倉独特の魅力だ。
だが、小倉の深みはそれだけにとどまらない。北九州市は、昭和を代表する文豪・松本清張が青春時代を過ごしたゆかりの地でもある。また、映画『無法松の一生』の舞台としても知られ、駅周辺の歴史的・文化的背景は実に奥深い。近代的なカルチャーと重厚な歴史が新幹線口という一つのエリアで交錯しているのだ。