ナス栽培の成否を分けるのは、水を与える「時間帯」と「注ぎ方」です。ナス水やり朝夕のタイミングにおいて、朝は午前6時〜8時頃までの涼しい時間帯が理想とされます。朝日を浴びて光合成が本格化する前に土壌中へ水分を行き渡らせることで、蒸散活動をスムーズに促すことができます。
真夏の炎天下では、朝に与えた水分が午後には蒸発し尽くしてしまうため、夕方17時以降の2回目の給水が不可欠です。地熱が冷め始めた時間帯にたっぷり水を与えることで、夜間の株の温度を下げ、夜間に進む果実の肥大を力強くサポートします。
また、乾燥防止策としてプロ農家が必ず導入しているのがナス敷き藁マルチ乾燥対策です。株元にワラや刈り草、ウッドチップを厚さ約5cmほど敷き詰めることで、土壌表面からの水分蒸発を約60%抑制できます。さらに、夏の直射日光による地温の過度な上昇を防ぎ、雨天時の泥はねによる病原菌感染(半身萎凋病や褐斑病)をブロックする絶大な効果を発揮します。