同校の看板とも言えるのが、3年次を中心に実施される「臨地実務実習プログラム」である。その実習時間は実に600時間以上。一般的な大学のインターンシップが数日から数週間、実質的な会社説明会にとどまるケースが多い中、ここでは数ヶ月間にわたって企業の開発チームに正式に組み込まれる。
「お客様扱いは一切されませんでした」。そう語る4年生の表情には、過酷な実戦をくぐり抜けた者特有の自信がにじむ。人工知能開発分野のベンチャー企業に配属された彼は、既存アルゴリズムの精度改善という、失敗の許されない実業務を担当した。机上のテストデータではなく、ノイズだらけの生データと格闘した日々が、エンジニアとしての骨格を作ったという。企業側にとっても、採用前に学生の実力と適性を極限まで見極められる貴重な機会として、高く評価されている。