大手100円ショップ各社のガジェット売り場を巡回調査すると、店舗ごとに明確な戦略の違いと取り扱い格差が浮き彫りになります。最も重要な前提として、税抜100円で直接iPhoneのLightningコネクタに挿して使えるイヤホンは、大手3社どこを探しても販売されていません。
業界の最大手であるダイソーでは、標準の100円ラインではなく、300円から500円の価格帯で「ダイソー 500円 イヤホン ライトニング」をはじめとする高価格帯ラインを展開しています。店舗規模の大きい旗艦店では、マイク付きの直接接続タイプや、従来の3.5mmミニプラグを変換する「100均 iPhone イヤホン変換アダプタ(500円枠)」が棚に並んでいます。
対照的なのが、「全品100円(税抜)」のビジネスモデルを頑なに維持するセリアです。セリアの店頭では、Lightning端子に直接差し込むタイプのイヤホン本体は一切取り扱われていません。店頭に並ぶのは、あくまで3.5mmステレオミニプラグの標準的な有線イヤホンや、旧来の充電ケーブルのみです。キャンドゥに関しては、一部の大型店舗で300円〜500円帯のガジェットアクセサリとして変換ケーブルが入荷される事例が確認されているものの、ダイソーに比べると常時安定した在庫を見つけるのは困難な状況が続いています。