純烈をここまでの国民的グループへと押し上げた最大の功労者は、プロデューサー兼リーダーの酒井一圭です。酒井が敷いたコンセプト戦略には、徹底したマーケティング視点が組み込まれています。
その象徴が「全員が180cm前後の長身」であり「戦隊ヒーロー・仮面ライダー出身俳優」というキャスティング基準です。かつて子ども向け特撮番組を母親として見ていた世代が、時を経てスーパー銭湯や健康センターに通う年齢層と重なる点に着目。ノスタルジーと憧れを同時に満たす仕掛けを構築しました。
酒井はメンバーそれぞれの役割を明確に割り振っています。圧倒的なメインボーカルとして歌唱の軸を担う白川裕二郎(『忍風戦隊ハリケンジャー』出身)、最年少として母性本能をくすぐりトークを回す後上翔太、そして自らはプロデュースと舵取りに徹する構図です。この強固なトライアングルがあるからこそ、新メンバーの加入や卒業があってもグループの骨格が揺らぐことはありません。