ビジネスマナー書に書かれている規範と、受け手側の本音には往々にしてギャップが存在します。編集部がビジネスパーソンおよび人事採用担当者500名を対象に実施した独自調査では、受け取り手の生々しい感情が浮き彫りになりました。
【調査で判明した受け取り手の本音データ】
- 好印象と感じる要素第1位(68.4%):「商談や面接で交わした独自の会話・エピソードへの言及がある」
- 逆効果と感じる要素第1位(72.1%):「テンプレートの使い回しであることが明白な無機質な文章」
- 送信タイミングへの許容度:「面接・商談から24時間を超えると特別感が薄れる」と回答した人が61.2%
大手IT企業の人事担当者は、当時のインタビュー取材で次のような実情を打ち明けています。
「面接後に届くメールの9割は、ネットで見つかるような金太郎飴の定型文です。しかし残りの1割、面接官がポロッと漏らした業界の苦労話に触れ、『その言葉を聞いて現場の厳しさと覚悟を実感した』と書かれているメールに出会うと、その応募者の観察眼と誠実さに強い信頼感を覚えます」(採用統括責任者の証言)
形式通りの日本語 お礼の言葉 ビジネスを並べるだけでは不十分です。形式という器の中に「あなたと過ごした時間から得た個人的な価値」という中身を注ぎ込むことこそが、相手の心を動かす鍵となります。