「この印象的な歌詞は誰の曲だっただろうか」と検索する若い世代も少なくありません。その答えこそ、類まれなメロディセンスとユーモアで愛されたシンガーソングライター・KAN(本名:木村和)さんが1990年9月にリリースした通算8枚目のシングル『愛は勝つ』です。
発売当初はオリコンチャート圏外からのスタートでしたが、ラジオ局のヘビーローテーションやバラエティ番組『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』の挿入歌に起用されたことを契機に社会現象へと発展。累計売上は200万枚を突破するダブルミリオンを記録し、1991年の「第33回日本レコード大賞」を受賞しました。
ポップで親しみやすいピアノのリフレインに乗せて歌われる「心配ないからね 君の想いが 誰かにとどく 明日は来るよ」というフレーズは、日常の不安を抱えるリスナーの心に真っ直ぐ染み渡り、平成から令和へと語り継がれる国民的アンセムとなりました。