近年の悪質運転に対する社会的批判の高まりを受け、警察庁と金融庁は監督当局として保険商品および実務の監視を強めている。道路交通法の度重なる改正と罰則強化に足並みをそろえる形で、損害保険業界全体がコンプライアンス遵守の姿勢をより鮮明にしつつある。
単に事故後の損害を補償するだけでなく、アルコール検知器の普及やテレマティクス技術を活用した安全運転データの収集など、未然防止へのインセンティブ設計が進む。酒気帯び運転に対する社会の目線が厳格化する中、不正請求の排除や免責規定の厳密な運用は、保険事業の公平性を担保するための至極当然の潮流といえる。