ソフォラ・リトルベイビーの最大の魅力である幾何学的なジグザグの枝ぶりは、適切なメンテナンスを行わなければ、徒長して間延びしただらしない姿へと崩れてしまいます。観賞価値を高めつつ株の健康を維持するためには、計画的な剪定と樹形を整える切り戻しが欠かせません。
剪定の適期は、植物の生長エネルギーが旺盛になる5月中旬から7月上旬です。間延びしてヒョロヒョロと伸びた枝や、株の内側で光を遮っている込み入った枝を間引きます。切り戻しを行う際は、「枝の節(ジグザグの曲がり角)」の数ミリ上を鋭利な剪定バサミでカットします。ソフォラは節の部分に潜伏芽(休眠芽)を多く持っているため、節の直上で切ることで、そこから二股に新しい枝が分枝し、より立体的で密度の高い美しいシルエットを仕立て直すことができます。
また、鉢植えで2年以上管理している株は、鉢の中で根が回って根詰まりを起こしている可能性が高くなります。植え替えの時期と適した土の選定は、その後の数年の成育を大きく左右します。植え替えのベストシーズンも剪定と同様に5月〜6月の初夏です。
用土選びにおいて絶対に避けるべきなのは、保水性が高すぎる安価な花と野菜の土を単独で使うことです。ソフォラの細根は過湿を嫌うため、水はけと通気性を最優先した配合が求められます。「赤玉土小粒5:腐葉土3:パーライトまたは軽石小粒2」の配合、あるいは市販の高品質な「観葉植物専用培養土」に日向土やゼオライトを1〜2割混入させた排水性抜群の土が理想的です。一回り大きな鉢に植え替える際は、鉢底石をしっかり敷き詰め、根鉢を過度に崩さずに植え付けた後、半日陰で1週間ほど養生させてから通常の日光に慣らしていきます。