加納竜のパブリックイメージを語る上で欠かせないのが、彼が歩んできた華々しい経歴 プロフィールです。1956年3月26日、広島県に生まれた加納竜は、1975年に映画『愛と誠』の準主役・岩清水弘役の全国オーディションに合格し、芸能界入りを果たしました。端正なマスクと爽やかな色気で瞬く間にトップアイドル俳優としての地位を確立します。
その人気を決定づけたのが、1977年にTBS系で放送された大ヒットドラマ『刑事犬カール』です。加納竜は警察犬カールの相棒である熱血若手刑事・高杉洋平役を好演。主演の木之内みどりとともに警察犬と心を通わせ、体当たりで事件を追う姿はお茶の間を虜にしました。この作品によって「若手熱血刑事=加納竜」という強固なアイコンが日本全国に定着することになります。
その後も、1979年の『鉄道公安官』へのレギュラー出演をはじめ、数多くの刑事ドラマ 出演作で八面六臂の活躍を披露。さらに1983年のテレビ朝日系『新ハングマン』では、ボクシングを得意とする行動派の「チャンプ」こと阿部健役としてレギュラー入りを果たし、昭和アクションドラマの第一線で確固たる足跡を残しました。このように、複数の代表作でアクション刑事の王道を歩み続けた実績こそが、『西部警察』へのレギュラー出演という誤認を補強する最大の要因となったのです。