街頭での街頭監視カメラや私服警察官による取締りが強化されるなか、悪質店舗が導入したのは「デジタル潜伏型」の誘い込みだ。路上で直接交渉せず、マッチングアプリやSNSの偽プロフィールで誘い出し、指定の飲食店へと誘導する。警視庁の取締り対象となる路上勧誘の定義を巧みに回避するこの新手法によって、被害者は「友人やデート相手に連れていかれた」と思い込んだまま店内へ入ってしまう。
店内に足を踏み入れた時点で、罠は完結へと向かう。メニュー表の隅に目立たない極小文字で印字された「サービス料50%」「週末特別チャージ1万円」といった隠れ条項。さらに、注文していない高級ボトルを勝手に開けられ、支払いを拒否すれば別室で威迫される。カード決済時には専用端末で桁を一つ多く入力させる古典的かつ悪質な手法も依然として横行しており、気づいた時には数十万円の請求書が突きつけられる事態が相次いでいる。