2026年夏ドラマの中で、批評家・視聴者双方から絶賛を浴び、数々のドラマ賞を総なめにしたのが『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』です。脚本家・西田征史による完全オリジナル作品で、カフェのコンセント無断使用や歩きスマホ事故など、身近なトラブルを入り口に現代社会の歪みを鮮烈に描き出しました。
東大卒のパラリーガル・石田硝子(有村架純)と、高卒で司法試験に一発合格したものの想定外の事態に弱い弁護士・羽根岡佳男(中村倫也)の掛け合いは絶妙そのもの。凸凹コンビがお互いのコンプレックスを補い合いながら、依頼人の人生に寄り添う姿は深い共感を呼びました。赤楚衛二演じる大庭蒼生との三角関係も、過度な恋愛劇に逃げることなく、誠実な人間関係として描かれた点が高評価につながっています。
最終回では、大庭が巻き込まれた不動産投資詐欺の黒幕と対峙。証拠を積み上げ、法廷で真実を暴き出すプロセスは圧巻の完成度を誇り、放送終了後も「続編を熱望する声」が絶えない名作として語り継がれています。