コンタクトは何歳から?小学生の可否と眼科医が明かす開始の判断基準

コンタクトは何歳から?小学生の可否と眼科医が明かす開始の判断基準

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コンタクトレンズ装用に伴う最大の脅威は、視力障害や失明につながる角膜感染症のリスクと注意点です。角膜(黒目)は血管が存在しない組織であり、大気中から涙を介して直接酸素を取り込んでいます。レンズで角膜を覆うと酸素不足に陥りやすく、角膜内皮細胞の減少や角膜上皮の傷(角膜びらん・角膜潰瘍)を誘発します。

特に水道水に含まれる微生物が原因となる「アカントアメーバ角膜炎」や緑膿菌感染は、激しい眼痛を引き起こし、適切な治療を行っても角膜に濁りが残って視力低下の後遺症を残すことがあります。洗浄保存液の使い回しや水道水でのレンズすすぎ、レンズケースを何カ月も交換しない不衛生な管理が感染の温床となります。

さらに深刻な問題となっているのが、高校生がカラーコンタクト(カラコン)は何歳から使えるのかという安全面の実態です。女子中高生の間でファッションアイテムとして急速に普及している一方、以下のような深刻なトラブルが眼科受診の現場で相次いでいます。

  • 無診察・個人輸入レンズの危険性:眼科受診をせず、親の同意も得ずにディスカウントショップや通販で購入した粗悪品による色素漏出や酸素透過性の極端な不足。
  • 長時間の無理な装用:放課後や休日だけでなく、校則の目を盗んで長時間装用し、慢性的な角膜浮腫や新生血管の侵入を招くケース。
  • 友人同士のレンズの貸し借り:SNS等でも散見される「カラコンのシェア」は、他人の眼病原菌を直接移植する極めて危険な行為です。

カラコンであっても視力矯正用レンズと全く同じ高度管理医療機器です。高校生であっても自己判断で購入せず、必ず眼科専門医の検査を受け、承認基準(サンドイッチ構造など色素が直接目に触れない設計)をクリアした製品を選ぶ必要があります。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。