痛みに耐えかねて思わずやってしまいがちな行動が、かえって症状を悪化させる危険を孕んでいる。代表例が「耳を直接温めること」だ。長湯や長時間の温熱シート使用は、体全体の血流を著しく促進し、患部の痛みを爆発させる原因となる。
また、痛みの原因を突き止めようとして綿棒や耳かきを耳奥深く挿入する行為は厳禁である。炎症を起こして過敏になった外耳道や鼓膜を物理的に傷つけ、最悪の場合は二次感染や鼓膜損傷を引き起こす。同様に、市販の点耳薬を自己判断で投与するのも危険だ。鼓膜に穿孔がある場合、薬液が中耳へ侵入し強い痛みを及ぼす恐れがあるためだ。