過熱する現場取材の一方で、被災者のプライバシーや家族の心情にどう配慮すべきかという課題も突きつけられた。報道ジャーナリズムの現場では、単なるショッキングな事実の伝達にとどまらず、現場の痛みに寄り添う姿勢が厳しく問われている。
特に未成年の被害者やその家族に関する報道においては、過度な取材合戦を避けつつ、真実を伝える倫理的バランスが求められた。過密な現場取材が捜索隊の通行を妨げないよう、プール取材体制の構築など工夫もなされた。
悲惨な出来事を伝える報道が、単なる消費対象ではなく、防災・減災への教訓として社会に還元される必要がある。