フロアを滑るように進む配膳ロボット BellaBot。ネコの愛らしい表情をディスプレイに浮かべ、迷いなく追加肉のトレイを運んでくる。子どもたちが歓声を上げ、大人が思わずスマートフォンを向ける。このハイテク導入こそが、ピーク時の配膳遅延という外食チェーン最大のストレスを鮮やかに解消した。
人件費の削減だけが目的ではない。重労働から解放された人間のスタッフは、空いた皿の回収や出汁の継ぎ足し、タレバーの美化といった細やかな目配りに専念している。無機質なオートメーションではなく、温かみのある接客を支えるためのデジタルシフト。博多の活気ある街並みに馴染む理由が、このフロアの絶妙な調和に見え隠れする。