店舗が姿を消してから年月が経ってもなお、SNSやネット掲示板(5ちゃんねる、Yahoo!知恵袋など)では定期的に追悼や惜別の声が書き込まれています。ミスド池袋サンシャイン通り ネットの反応を多角的に収集し、利用者のリアルな実感を振り返ります。
「映画『グランドシネマサンシャイン』の帰りに寄るのが定番だった」「池袋の手頃なカフェはどこも満席で入れないから、サンシャイン通りのミスドが本当に重宝していた」という日常の利便性を懐かしむ声は枚挙にいとまがありません。中には「学生時代、放課後に友人と100円セールで何時間も語り合った青春の場所」というエモーショナルな回顧録も目立ちます。
サンシャイン通りは現在、テイクアウト型のドリンク店や立ち寄り型ショップが主流となり、「1,000円未満で座って同伴者と落ち着いて話せるチェーン店」の選択肢が極めて限られています。そのため、ネット上で語られるノスタルジーの本質は、ドーナツという商品そのもの以上に「安心できる中継地点(サードプレイス)」の喪失に対する喪失感であるといえます。