テレビでのコミカルでエネルギッシュな姿の一方で、高嶋ちさ子の本質は妥協を許さないクラシック音楽家だ。桐朋学園大学からイエール大学音楽学部大学院へ留学し、コンテストやオーケストラで磨き上げたバイオリンの演奏技術は折り紙付きである。
「クラシック音楽は敷居が高い」という既成概念を打ち破るべく結成した「12人のバイオリニスト」や数々の全国ツアーは、常に観客を飽きさせない趣向が凝らされている。クラシックの伝統を守りつつも、観客を楽しませるショウマンシップを忘れない姿勢こそ、彼女が音楽業界で長く愛され続ける理由だ。