インターネット上の美容情報には、科学的視点から見ると逆効果になる誤解が散見されます。
誤解1:「下地やファンデーションは叩き込めば叩き込むほど崩れない」
強い力でスポンジを叩きつけると、肌への摩擦刺激によって赤みや皮脂分泌を促すだけでなく、下地ごとファンデーションを剥ぎ取ってしまう「リフト現象」が起きます。力加減は「肌が揺れない程度のフェザータッチ」が正解です。
誤解2:「テカリを防ぐために、下地もファンデもパウダーもすべてマット系で統一する」
すべてのアイテムを皮脂吸着・マットタイプで固めると、肌内部の水分蒸散が進んでインナードライを引き起こし、代償作用として過剰な皮脂が噴き出して激しい崩れを招きます。下地で水分を補給し、ファンデで適度なツヤを与え、パウダーはTゾーンのみに絞るという「水分と油分のバランスコントロール」こそが崩れ防止の本質です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
リキッドファンデーションは万能ですが、個人の肌状態によってアプローチを変える必要があります。
リキッドファンデーションが向いている人:
- 一日中乾燥を防ぎながら、透明感のあるみずみずしいツヤ肌を作りたい人
- カバー力と素肌感のバランスを自分で自由にコントロールしたい人
- 小鼻の毛穴の開きや色ムラをなめらかに補正したい人
塗り方に特別な工夫が必要(慎重になるべき)な人:
- 日中の皮脂分泌が極めて多い超オイリー肌の人(※オイルフリーのリキッドを選び、皮脂崩れ防止下地との併用が必須)
- 朝のメイク時間を3分以内に終わらせたい人(※擦り塗りのリスクが高まるため、クッションファンデ等の選択肢も検討推奨)