TWO-MIXのサウンドの要となったのが、プロデューサーでありメインコンポーザーを務めた永野椎菜の存在だ。永野が生み出すエレクトロ・ポップサウンドは、当時のJ-POPチャートを席巻していたダンスミュージックの要素を巧みに取り入れつつも、アニメソング特有のドラマチックな展開を融合させていた。
高山みなみのクリアでエッジの効いた声質と、永野椎菜の構築する鋭利なデジタルサウンド。この二つが掛け合わさることで、TWO-MIXは既存の「キャラソン」や「アニメ主題歌」の既成概念を鮮やかに塗り替えたのである。言葉の音感とリズムを極限まで研ぎ澄ませたフレーズワークは、今なお色褪せないポピュラー音楽としての強度を誇っている。