旅行クチコミサイトやGoogleマップのレビューを詳細に分析すると、新湊きっときと市場に対する評価は大きく二極化しています。高評価をつける層が「カニの昼セリの迫力が素晴らしかった」「白えびの刺身やかき揚げが絶品で大満足」と絶賛する一方で、低評価をつけるユーザーからは「市場というより単なる観光客向けドライブイン」「海鮮丼の価格が観光地価格で割高」といった厳しい指摘が上がっています。
このギャップを生み出している最大の要因は、来訪者が抱く「市場(いちば)」という言葉に対する先入観です。地方の卸売市場のように、無骨なコンクリート土間にトロ箱が並び、漁師や仲買人から破格の値段で魚を買い叩くようなローカル感を期待して訪れると、整備された大型フードコートや土産物コーナーが並ぶ近代的な館内に肩透かしを食らうことになります。
さらに、週末や大型連休における11時30分から13時30分のピーク時間帯の混雑も不満の一因です。注文カウンターや飲食スペースの座席確保に追われ、落ち着いて食事ができなかった体験が、ネット上の「がっかりした」というネガティブな書き込みにつながっています。裏を返せば、この施設の成り立ちと特徴を正しく理解し、ピークをずらして訪問すれば、期待以上の富山グルメ体験を享受できます。