最盛期の大久保公園における取引相場は、ショート(短時間)で1万5,000円〜2万円程度、ロングで3万円〜4万円前後が一つの目安とされていました。当時は直接の口頭交渉やスマートフォンのメモ画面を見せ合う手口が横行していましたが、現在は路上での金銭交渉自体が壊滅しています。
しかし、問題が根絶されたわけではありません。路上での直接的な客待ちが不可能になった結果、活動の拠点はX(旧Twitter)やテレグラムなどの匿名SNS、マッチングアプリへと完全にシフトしています。
「公園周辺での待ち合わせ」を前提としたネット上のやり取りに移行したことで、警察の監視の目をかいくぐる巧妙な手口が定着しつつあります。物理的な街頭犯罪からデジタル空間上のアンダーグラウンド取引へと形を変えたことが、現代における新たな捜査課題となっています。