葛飾区の京成立石駅前では、駅の高架化工事とともに北口・南口の市街地再開発事業が急ピッチで進められてきました。かつて激安の酒場がひしめき合った呑んべ横丁が姿を消し、タワーマンションや近代的な複合施設へと街並みが更新されるなか、駅至近の路地裏にあった「餃子の店 蘭州」も移転を余儀なくされた店舗の一つです。当時、ネット上では「立石の蘭州が閉まるらしい」「もうあの水餃子が食べられなくなるのではないか」といった悲鳴交じりの憶測が飛び交いました。
しかし、関係者の証言や現地取材データが示す結論は明確です。同店は廃業を選んだのではなく、京成立石駅から徒歩2分ほどの至近エリア(葛飾区立石4丁目)へと拠点を移し、営業を継続しています。新店舗は清潔感のある設えへと一新されたものの、赤いカウンター席を中心としたコンパクトな下町情緒はしっかりと継承されました。
2026年現在の営業体制は、仕込みの都合や店主の体調管理を鑑み、夜営業を中心とした時間帯で運営されています。営業時間は主に17:00または17:30〜21:00頃(餡や皮の生地がなくなり次第終了)となっており、定休日は火曜日を中心に設定されています。ただし、手打ち・手包みにこだわる個人店ゆえ、仕込み量の上限によって早仕舞いする日も少なくありません。遠方から足を運ぶ際は、早い時間帯を目指すのが鉄則です。