毛穴に詰まった黒ずみを見て、それが角栓なのか埋没毛なのかを正確に判別できている人は多くありません。しかし、この2つは成り立ちが根本的に異なります。
角栓とは、皮脂腺から分泌された皮脂と剥がれ落ちた毛穴内部の角質(タンパク質)が約3対7の比率で混ざり合い、空気に触れて酸化・硬化した塊を指します。一方、埋没毛(埋もれ毛)は、毛穴の出口が硬い角質によって物理的に塞がれたり、カミソリによる微細な傷を修復する過程で皮膚が毛穴を覆ってしまったりすることで、成長途中の毛が皮膚の外に出られず、真皮から表皮の内部で渦を巻くように伸び続けてしまう現象です。埋没毛 角栓 違いの決定的な点は、「酸化した老廃物の塊」か「出口を失った体毛そのもの」かという構造の違いにあります。
問題は、これらが併発した際に起こる悪循環です。角栓が毛穴を塞いだことで毛が表皮下へ潜り込み、そこに皮膚常在菌である黄色ブドウ球菌などが侵入すると、単なる黒ずみにとどまらず赤く腫れ上がる「毛嚢炎(もうのうえん)」へと急速に悪化します。ネット上では「ただのニキビだから潰せば治る」といった乱暴な情報も見受けられますが、毛嚢炎 埋没毛 見分け方としては、毛穴を中心に赤く熱を持って盛り上がり、中央に黄色い膿(うみ)が透けて見える場合はすでに細菌感染を起こした毛嚢炎であり、決して自力で触れてはならない危険水域のサインです。
炎症を放置したり、無理に刺激を与えたりすると、メラノサイトが過剰に活性化してメラニン色素を大量に生成します。これが埋没毛 黒ずみ 跡 消す難易度を跳ね上げる「炎症後色素沈着(PIH)」の正体です。真皮層にまでメラニンが沈着すると、元の肌色に戻るまでに半年から数年の歳月を要することになります。