ハムは手軽な日常食であると同時に、優れた栄養補給源としての側面を持っています。豚肉由来の良質な動物性タンパク質を豊富に含むほか、糖質の代謝を助けて疲労回復に寄与するビタミンB1が多く含まれています。
一方で、保存性を高めるために製造工程で塩分が使用されるため、食塩相当量の管理には配慮が必要です。一般的なスライスハム1パック(約40g前後)あたりの食塩相当量は約1.0g前後となっており、1日の目標塩分摂取量(成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満)を意識しながら取り入れることが推奨されます。
スーパーなどで製品を選ぶ際の確実な指標となるのが「JAS規格(日本農林規格)」の格付けマークです。原材料の配合比率や製造条件によって明確なランク分けがなされています。
- 特級:豚肉のみを原料とし、でんぷんなどのつなぎ(結着材料)を一切使用せず、肉本来のタンパク質含有率が高い最高基準品。
- 上級:豚肉および牛肉を主原料とし、つなぎの含有率を極めて低く抑えた高品質基準品。
- 標準:豚肉・牛肉のほか一定割合の結着材料(植物性タンパクなど)の使用が認められている日常向け普及規格。