一人のドラマーとして彼が貫き通してきた流儀は、「歌の言葉を引き立てながら、バンドの野生味を消さないこと」にある。テクニックをひけらかすことのないシンプルなビートであっても、彼が叩けば即座にthe pillowsの音になるという唯一無二の存在感だ。
長年にわたり邦楽ロックの最前線でドラムを叩き続けてきた彼の背中は、若い世代のバンドマンやプレイヤーたちにとっても大きなお手本であり続けている。職人としてのこだわりを持ちつつも、ステージでは誰よりもライブを楽しむロックンローラーとしての顔を見せる点が、世代を超えて敬愛される所以だろう。