愛好家の間で定期的に話題に上るのが「昔と比べて具材が変わったのではないか」という疑問です。この直感は単なる懐古趣味ではなく、実際に施されたリニューアルの歴史に基づいています。
最大の転換点は、プレナスが公式に実施した「ちくわ天」の大幅リニューアルです。かつてののり弁当に搭載されていたちくわ天は、縦半分に細長くカットされたオーソドックスなタイプでした。しかし、消費者の「食べごたえ」に対する期待の高まりを受け、同社は約1.5倍の重量を誇る大ぶりなちくわ天へと仕様変更を断行しました。ちくわ自体の魚肉すり身のブレンド比率を見直し、天ぷら衣の配合を改良したことで、噛んだ瞬間の弾力感と磯の香りが飛躍的に向上しています。
さらに、容器構造や敷き詰められる海苔の仕様にも緻密なメスが入っています。海苔には等間隔のスリット(切れ目)が入れられており、箸で持ち上げた際にご飯ごと一口大で綺麗に切れる工夫が施されています。「昔は海苔が一枚丸ごと剥がれて食べにくかった」という現場のストレスを技術的に解消した結果、見た目や食感の印象が変わり、「具材全体が変わった」と実感する利用者が増えた背景があります。