現在、相模原市上空には暖かく湿った空気が流れ込み、局所的な積乱雲が急速に発達しています。気象庁ナウキャスト相模原の解析雨量データおよび神奈川県雨雲レーダーの動態を分析すると、激しい雨のピークは発達した雨雲セルが通過する約40分から1時間程度と推定されます。ただし、南西からの湿潤気流が丹沢・津久井山系に衝突し続けているため、一度雨脚が弱まった後も後続の線状エコーが次々と流入する「バックビルディング現象」の兆候が観測されています。
相模原市役所危機管理部が発信する相模原市防災気象情報や相模原市天気予報の時系列推移を見ても、相模原市降水確率1時間ごとの予報値は高止まりを続けており、落雷を伴う1時間あたり50ミリ以上の非常に激しい雨(短時間強雨)が局所的に持続するリスクが排除できません。
「相模原市ゲリラ豪雨現在の状況はどこまで長引くのか」という現場の焦燥感に対し、気象データの定点観測から導き出される回答は、「目前の最も強い豪雨域の通過には約45分を要し、完全な小康状態に入るまでには2時間から3時間前後の警戒監視が必要」という見立てになります。特に降雨が集中している地域では、雨雲の減衰を待つ間に排水能力の限界を超えた雨水が地表に溢れ出す内水氾濫がすでに始まっている地点があるため、雨雲レーダーの減衰予測だけを見て油断することは極めて危険です。