宮津カレー焼きそばを語る上で最大の論点となるのが、「つゆだく系」と「ドライ(ウェット)系」という明確に異なる2つのスタイルの存在です。ひとくちにカレー焼きそばと言っても、提供されるビジュアルや食感は対照的なアプローチを見せます。
「つゆだく系」は、丼に盛られた中華麺と具材が、スパイスの効いたカレースープにたっぷりと浸かっているのが特徴です。一見するとカレーラーメンのように見えますが、麺と具材をあらかじめソースでしっかりと炒めてからスープを合わせるため、スープの奥底にウスターソース特有の酸味とコクが力強く主張します。
対する「ドライ系」は、一般的な焼きそばのスタイルを踏襲しつつ、特製カレースパイスやルーを麺全体にしっかりと絡めて香ばしく焼き上げるスタイルです。汁気は少ないものの、しっとりとしたウェット感を残す店が多く、スパイスのダイレクトな刺激とソースの甘辛さが絶妙なハーモニーを奏でます。