歴代の読売ジャイアンツを率いた名将たちと比べたとき、阿部監督の就任時の年齢にはどのような特徴があるのでしょうか。過去の主な生え抜きスター監督たちの初就任時年齢を振り返ると、興味深い構図が浮かび上がります。
巨人の歴史において、スター選手からの監督就任は常に注目を集めてきました。長嶋茂雄氏は現役引退直後の38歳で第1期監督に就任。王貞治氏は助監督を経て43歳で就任しました。また、近年の系譜では原辰徳氏が43歳で第1期監督を務め、高橋由伸氏は現役を引退した直後の40歳で電撃就任しています。
これらを踏まえると、阿部監督の44歳での就任は、決して早急な抜擢ではありません。引退後すぐに一軍を任されるのではなく、二軍監督としてファームの底上げを担い、さらに一軍ヘッドコーチとして参謀役を経験した上で満を持して就任したプロセスは、歴代監督の中でも極めて手堅く段階を踏んだキャリア設計と言えます。