「脚に筋肉がついて太くなるのではないか」という懸念を持つ利用者は少なくありません。しかし、運動生体力学の視点から見ると、クロストレーナーはむしろ美脚づくりやヒップアップに適した軌道設計になっています。
一般的な自転車や階段昇降では、膝を曲げて前もも(大腿四頭筋)で踏み込む動作が多くなり、太ももの前側が張りやすくなります。これに対してクロストレーナーは、ペダルが前後に伸びる楕円を描くため、股関節を基点とした伸展動作が自然と誘導されます。これにより、普段の生活では使われにくい「大臀筋(お尻の筋肉)」や「ハムストリングス(太もも裏の筋肉)」が優先的に刺激されます。
さらに、クロストレーナーで引き締まりやすい代表的な部位は以下の通りです。
- 大臀筋・ハムストリングス:お尻のトップ位置を引き上げ、太もも裏のたるみを解消。
- 背筋群(広背筋・菱形筋):ハンドルを手前に力強く引き込む動作により、姿勢改善と背中のハミ肉解消を促す。
- 上腕三頭筋:ハンドルを押し出す動作により、二の腕のたるみを引き締める。
- 深層腹筋(体幹部):ペダリングに伴う骨盤のブレを抑えるため、腹横筋などのインナーマッスルが常時活性化。
踵をペダルから浮かさず、足裏全体で後ろに押し流すように意識して動かすことで、前ももの過剰な発達を防ぎながら、引き締まった脚線美を形成することが可能です。