現在でこそスレンダーかつスタイリッシュな体躯で多くの人々を魅了する志尊淳ですが、小学生から中学生時代にかけては、現在のイメージとは大きくかけ離れた「体格のいい野球少年」でした。当時の食生活や運動環境、そして劇的なダイエットを決意した背景には、過酷かつ印象的なエピソードが残されています。
幼少期から本格的に野球に打ち込んでいた彼は、キャッチャーで4番打者を務めるチームの要でした。体を大きくして当たり負けしないパワーをつけるため、白米をどんぶりで何杯も平らげるなど、1日に4〜5食を食べる生活を継続。その結果、中学3年生の部活引退時には身長約168cmに対して体重が73kg前後に達していました。
転機が訪れたのは、中学卒業を控えたタイミングでした。母や祖母から「1kg痩せたら1,000円のお小遣いをあげる」という冗談交じりの提案を受けたことや、兄からの厳しい一言が負けん気に火をつけました。ここから彼のストイックすぎる自己改革が幕を開けます。
当時の特番インタビューやバラエティ番組での本人の告白によると、その減量法は極端を極めるものでした。真夏にサウナスーツの上にゴミ袋を重ね着して炎天下を走り込み、水分補給はごくわずか、食事もゼリー飲料やところてんのみで済ませるという壮絶なメニューを自身に課したのです。結果として約2か月で18kgもの減量に成功しましたが、過度な脱水症状と栄養失調により倒れ、救急搬送されて入院する事態にまで発展しました。この壮絶な過去は、現在の徹底したストイックさの原点であると同時に、危険なダイエットへの警鐘として本人の口からも語られています。