繊細で豪華に見えるアゲハ蝶の羽だが、難しく考える必要は一切ない。プロが教える極秘テクニックの第一歩は「シルエットの簡略化」だ。丸と三角形を組み合わせたベースの形を描いたら、中央から放射状に伸びる黒い骨組みを大まかに配置する。線を細かく描き込みすぎないことが、素朴さと洗練度を両立させる最大の鍵となる。
ステップ2では、仕切られたブロックの中にグラデーションを流し込む。デジタルペイントのエアブラシツールを使い、羽の根元から先端に向けて、黄緑から鮮やかなイエロー、そしてオレンジへと移り変わるグラデーションを乗せていく。羽の縁に黒い縁取りを加えるだけで、一気にメリハリのある立体感が立ち上がってくるはずだ。
最後のステップ3は、仕上げの光エフェクトだ。レイヤーの合成モードを「覆い焼き(発光)」に設定し、羽の最外周や点模様にハイライトを乗せる。たったこれだけの3ステップで、まるでキャンバスから今にも飛び立ちそうな、本物以上に美しく輝くアゲハ蝶のグラデーション模様が完成する。