資源の持続可能性を見る上で重要な「埋蔵量」においても、オーストラリアの優位は揺るぎません。アメリカ地質調査所(USGS)などの推計によると、世界の鉄鉱石可採埋蔵量は約1,800億トン(純鉄換算で約850億トン)に達します。
【鉄鉱石の可採埋蔵量 世界ランキング】
1位:オーストラリア(約500億トン以上)
2位:ブラジル(約300億トン以上)
3位:ロシア(約250億トン前後)
4位:中国(約200億トン前後)
5位:ウクライナ(約150億トン前後)
過去20年間の産出推移を振り返ると、2000年代初頭の中国の高度経済成長に伴い、世界の生産量は急激に拡大しました。しかし、2020年代半ば以降は生産の伸びが緩やかになっています。
今後の将来予測として、新興国(インドや東南アジア)のインフラ建設による需要増が下値を支えるものの、先進国を中心とした電炉シフト(鉄スクラップの再利用)が本格化するため、2030年代にかけて粗鉱採掘量の伸びはピークアウトへ向かうとの見方が有力です。