こうした空前の花畑ブームは、地域経済にも新たな風を吹き込んでいる。農林水産省のデータや取り組みにおいても、作物の生産にとどまらない多角的な地域資源活用が推進されており、景観農業の重要性が増している。また、日本観光振興協会をはじめとする業界団体も、地方創生に向けた持続可能なコンテンツとして花畑観光のポテンシャルを高く評価する。
テレビニュースやNHKのドキュメンタリー番組でも、地域住民と観光客が一体となって地域の自然美を守り育てる試みがたびたび取り上げられてきた。一次産業と観光・旅行産業が強固に連携することで、単なる一過性の観光地化を越えた、地域再生の新たなモデルケースが各地で誕生している。