夕方18時。仕事帰りの買い物客と主婦層が重なる時間帯、店内最大のボトルネックはレジ横ではなくサッカー台周辺で発生する。日本チェーンストア協会などの調査でも、レジ待ちの短縮が進んだ店舗ほど、包装エリアでの滞留が新たなクレーム要因として浮上している実態が浮き彫りになっている。
原因は単なる混雑ではない。店舗設計・オペレーションにおける導線の設計ミスだ。カートを押したまま袋詰めをする人と、袋詰めを終えて出口へ向かう人の導線が交差する「クロス交差」が随所で起きている。台の高さが合わずに作業が遅れる客や、ロール状のポリ袋が開かずに立ち往生する時間のロスも、秒単位で連鎖して深刻な渋滞を引き起こす。