SNS上で近年最も熱い議論を巻き起こしているのが、「世間一般では地味なポジションと見なされていた稲垣吾郎と草彅剛の若い頃が、信じられないほど美少年だった」という発見です。X(旧Twitter)では、当時の集合写真を引用した「この2人をサイドに配置していたSMAPというグループの層の厚さは異常ではないか」という投稿が数万件のリポストを記録しました。
当時の歌謡界やバラエティの文脈において、木村拓哉の絶対的な存在感や、中居正広の抜群のトーク力、香取慎吾のキャラクター性が前面に出るあまり、2人は相対的に「落ち着いたバランサー」として語られる場面が目立ちました。しかし、1990年代前半のアイドル誌を見返せば、その見立てが決定的な誤解であったことが分かります。
稲垣は10代にして内田田園都市的な洗練をまとい、少女漫画のクールなライバル役そのものの佇まいを見せていました。一方の草彅は、バク転やアクロバットを軽々とこなす運動神経に裏打ちされた無駄のない身体構造を持ち、笑った時の少年の面影と、踊っている最中の冷徹なストイックさとの落差でファンを虜にしていました。この2人が脇を固めることで、グループ全体に単なる「元気な少年集団」にとどまらない、奥行きと陰影がもたらされていたのです。