日本中が朝の支度をする時間帯、全国各地のリレー中継で爽やかな朝の風景を届けていた『ズームイン!!朝!』。問題のシーンが発生したのは、海岸沿いのお天気カメラおよび現場レポーターによる生中継の最中でした。
当時は早朝の澄んだ海をバックに気象情報や波の状況を伝える定番コーナーが放送されていました。カメラが海岸線をパン(横方向に旋回)し、打ち寄せる波際を映し出したその瞬間、波間に浮かび、砂浜へと打ち上げられそうになっている人型の漂流物(水死体)が画面の隅に捉えられました。
中継現場のスタッフも異変に気付くまでに数秒のタイムラグがあり、視聴者にも「何か人が倒れているように見える」と認識できる時間が存在しました。スタジオ側が状況を察知した瞬間、画面は即座にスタジオへとスイッチングされ、何事もなかったかのように進行が続けられたと記録されています。この数秒間の緊迫した生々しさこそが、現在に至るまで語り草となっている最大の要因です。