インカムゲインを狙う個人投資家にとって、古河機械金属の配当利回りは非常に魅力的です。しかし、高配当銘柄にありがちな「減配リスク」や「権利落ち後の株価急落」には十分な注意が必要です。
同社の権利確定日は中間(9月末日)および期末(3月末日)の年2回です。特に期末配当の比重が高いため、権利付き最終売買日に向けて株価がつり上がり、権利落ち日に配当相当額以上の下落を被るケースが過去に散見されます。
配当の持続可能性を評価する指標として、フリーキャッシュフローの創出状況と配当性向の推移が挙げられます。現在、同社はDOE基準の採用や総還元性向の引き上げを進めており、単年度の業績変動だけで大幅減配に追い込まれる確率は以前より大幅に低下しています。ただし、政策保有株の売却益という「一過性の特殊要因」が還元原資に含まれている期間中は、巡航速度の配当水準を見誤らない冷静さが求められます。