2010年代、メンズノンノが生み出した最大のカルチャームーヴメントが「塩顔男子」ブームだ。その中心にいたのが、2010年のモデルオーディションで合格した坂口健太郎である。あっさりとした目元に色白の肌、肩の力が抜けた自然体のスタイリングは、過剰な装飾を嫌う新世代の心に深く刺さった。
坂口健太郎の登場は、モデル専属期間中に単独表紙を飾るという20年ぶりの快挙を生み、瞬く間に日本のみならずアジア中で大ブレイクを果たした。彼の成功は、「モデルから俳優へ」という従来の枠組みをさらに進化させ、「カルチャーの体現者がそのままグローバルなトップ俳優になる」という新たな地平を切り拓いた。